2007年12月22日土曜日

SPAMメールについて

最近某大手企業とSPAMについてやり取りをしました。
SPAMで問題なのは不特定多数に望んでもいないメールを送り主偽装状態で発信されるところです。しかし、これが普通の郵便物に当てはめたらどうか?そう、これも一種の迷惑メールです。更に迷惑ファクスと言うのもあります。

総務省の「未承諾メール※」を付けて、送信者の身元をきちんと表記することと言う間抜けなお達しがあるが、「未承諾メール※」ときちんと書いていても送信者を偽装することは容易と言うか、デタラメを書いてしまえば済むと思うのは小学生でもわかること。これが機能していないのは周知の事実。

さて、大手IT企業とのやり取りで「SPAMメール」はと言うのはウィルスに感染しているとか偽装サイトに導かれるとか言う定義も入っているみたいです。しかし、ウィルスに感染していない、まともな企業サイトに誘導される場合は?
それ以外にショーで名刺交換した際にその名刺を利用して企業が一方的に登録しメルマガを発信した場合は?明らかにSPAMですよね。こう言うのは大手企業だとSPAMとは言わないのか不思議です。更に解除方法がないとか、あっても一度登録をして解除とか。本末転倒です。しかし、勝手に登録されたなら、自分で登録したのではないので編集方法がない場合もあります。
連絡を入れても返事もしない大手企業があります。問題です。

郵便物は着払いでない限り、迷惑にはならないです。捨てることも可能。
電子メールは必ず届いてしまう。それを避けるにはSPAMフィルタリングを入れる。
そう、ここが問題なのです。

ISPではSPAMフィルタリングを入れている場合が多いです。
私的には大賛成。しかし、中にはSPAMを読みたいと言う人物もいます。

無料でサービスを提供するのは問題ないが、利用するかしないかはユーザ任せにしないといけないのでは?っと言うのは実はSPAMを解析するにはメールを一度見ることになります。これが機械でやるか人間がやるか。そして一度はフィルタを作るのに人間が作業をする。

するとヘッダだけなら住所を見て配達する郵便屋さんと一緒だが、中身を読むことは違法行為になるのではとどこかの屁理屈屋さんが言い出しました。確かにそうだが、公衆の利益にならないとかサーバの負担が明らかだと言うことであれば許されるだろうが、そうでない場合は法的にどう処理したら良いのかが議論されている。

皆さんはどうお考えだろうか?
根本的にSMTPの本質を考え直さねばならない時代だが、世界的な天変地異が起こらない限りにこの状況でSMTPを否定することは不可能。難しい問題に直面している。