2012年6月13日水曜日

新しい二次元バーコードVoiceEye

QRコードはデンソーウェーブ社が開発し、フリーで誰でも活用し、指導権を得た。厳密に言うと特許をWikiの情報でもでわかるようにこのデータは表示のみに限られているので使いづらいと言うのが事実である。それにこの情報の多くはURL表示用にしか活用されていないのも事実。

さて、お隣の韓国から新しい二次元バーコードの提案がきている。そりゃ、日本のメーカが作ったモノは意地でも使いたくないと言うのが本音だろう。しかし、ここで同じような内容だと新たに作っても、逆にデンソーウェーブから訴えられても文句は言えないだろう。それじゃ、中国のやることなすことと変わらんわい。その新しいマトリックス式コードがVoiceEyeに利用されている。

この写真は今日(6/13)のInteroptの韓国パビリオンにて

基本的にリーダー(読み取りソフト)は無料だが、このエンコーダーは有償である。有償だがメリットはQRコードと違い、巨大なデータのコードが利用出来る。文字と画像を分けたり、楽譜を表示させたり、そのまま楽譜から音楽を演奏するようにも出来る。韓国政府は住民台帳にも活用している。

さて、この二次元バーコードは真四角どころかページの幅全体を取ったり、データ量が必要ならより大きく表示することも出来るのが特徴。そして唯一QRコードと違う使い方は(QRコードでも出来るが)、ネットにつながってない状態でも利用出来る。これが上記の住民台帳のコピーとしかや電気やガスの請求書としても活用されている。ある意味、1次元バーコードの使い方と同じようにも使えるが情報量が圧倒的に大きい。(VoiceEyeのYouTube映像はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=Clj4TaSlVJk)。ケータイ(基本はスマホ)やサイネージの裏モードとしても活用出来るので使い方次第かなと思う。視覚障害者への対応も出来るとのこと。
私が思うには博物館とかで、QRコードではなく、ネットに繋げなくても、その展示品のことが視覚的だけではなく、音声ガイダンスとしても活用出来るのではと思った。(あとはコンテンツが各国語対応にする必要はあるが・・・)