2013年2月28日木曜日

ケータイOS War

そろそろ本格的な携帯OSの第三次世界大戦が始まった感じがする。
第一次はSymbianのUIQとS60での同じOSのUIの違い戦争。Win Mobileは無視だ。
第ニ次はiOSとAndroidとBlackberryの戦い。ここでも微々たるモノなのでWin Mobile/CEとの戦いは無視だ。日本ではBBは無視だ。
そして第三次は今回のiOS/Android/FireFox OS/TIZEN/Win Phoneだろうと。

達人ネコさんのインサイトからすると日本と海外のシェアは全く違う。
今回はどうもハイエンドをTizenにシフトする様子だ。そしてFF OSはローエンド。
開発環境のせいなのか、どうかがよく見えない。LinuxベースのAndroidとTizenで同じリソースが使えるのか・・・MeeGoは無視ね(爆笑)。どうやら中国ではSymbianは死滅した様子だと達人ネコさんは伝えている。

私からすると開発リソースをそんなに分けて大丈夫なの?
そもそもユーザが簡単にアプリを作ったり(Develop)、配布(Distribute)、そしてユーザを取り込める(Deploy)できるエコシステムが必要だと思う。
NokiaがSymbian OSで失敗したのは、誰が見てもあの貧弱なOviストアだろうと。あれは酷すぎた。こんな使えないAppStoreなんてゴミ以下としか思えなかった。そして現金回収システムが必要だ。そして同じようにMeeGoが失敗したのも同様かと思おう。

どこがどう組もうが、iOSのAppStoreに勝てるエコシステムは未だに存在しない。シェアが低くても金額ベースだと多分ダントツだろう。
ちなみにTechcrunch経由のIDC情報によると2012 Q3ではAndroidが75%のシェアがあるとのことだ。
ここで面白い記事を発見した:
Android Google Play vs iOS App Store だ。
iOSの開発者はAndroidの4倍もいるとのことだ。そしてガッチリと開発環境の配布と取り込みが行われている。たぶんX-CodeをMacにインストールするのが簡単だからだろうと。そして大切なのは財布への還元だ。
どこかで読んだが、iOS App Storeの金額ベースでのシェアは60%以上とのことだ。つまり決済システム(クレジットカードやプリペイドカード)を活用し、金額を動かしているのはiOSであると。次に健闘しているのが、Androidベースの皮肉にもKindle Fireじゃないかと・・・Amazonは自分のエコシステムを持っているからだ。そしてGoogleさんへの自分のクレジットカード番号を預けるのを懸念しているユーザが多いからかも。そしてプリペイドカード方式も強いのは言うまでもない。

色々なOSを搭載したケータイが出てきて、開発を分散したらユーザもデベロッパーも迷うと思う。ただファッションだからと言う感じで追いかけているとしか見えない。現在のシェアベースでの勝者はAndroidだが、金額面ではiOSに軍配が上がる。そして今後新興国でブラウザベースのHTML5アプリを提供したからと言って、通信インフラが整っていないところだとどうなることかも心配したい。

Linuxのディストリビューションの乱立よりタチが悪いのは開発環境が異なることからだ。
そして日本は恩恵を受けない・・・