2020年5月24日日曜日

我社には未だにDATとSyQuestがあるんです

もう電源は10年以上も投入していません(笑)

未だに持っているのも変な話し

そもその、なんで持っているのか?

上の段がDDS-2規格のDATと下の段がSyQuest 270MB リムーバブルHDDです。



テープバックアップとしてのDATは最終的に3規格がありました。

一つがDDS-1で非圧縮で2GBまでの規格。
テープもたしか60mだったかな。

DDS-2で4GB、圧縮で8GBバックアップ。
DDS-3で8GBとかでした。

こんな古い機材、いつから?

実は、APS Technologiesという米国の通販で買ったものなのですが、たぶん1995年前後だと思います。



Win95が出たころのかれこれ25年くらい前!

これを当時のMac Classicに私はつないでいました。





それ以外、Mac Centris 650につないで日々のバックアップをRetrospectと言うバックアップアプリを介して利用していました。

さて、もうマックにはSCSIはありません。

うちにあるPCにはSCSI-2 I/Fがあります。

しかし、これを最後に立ち上げたのは・・・実はたまに立ち上げています。

EPSONの50枚DVDラベルライターがあるので、これを立ち上げてDVDの印刷をしているので。

これも後日紹介いたします。


そんなDATのDDS-2規格のテープバックアップ装置と、当時はHDDが高価だったのと場所を取るのでリムーバブルHDDを導入してました。

もちろん、その時からDVD-Rとか、DVD-RAMやPD-Driveってのがありましたし、MOドライブもありました。

MOもまだあり、これもSCSIでつながっています(笑)

そして、下の段のがSyQuest。

SyQuest社はこのようなメディアを作っていました。

私は25年以上も前に日経MIXが流行っていたころの「サイクエス党」の党首?みたいなことをしてBBSをモデレートしていました。

SyQuestも540MBまでなったかと思います。

似た技術のIOMEGAのベルヌーイドライブと張り合い、どっちもMO(光磁気)ディスクに負けた。

そして光磁気ディスクも最後はSDメモリーに負けた。

SDに負けたのはSmart Mediaってのもありましたね(Olympusのカメラで採用されていました)。


このSCSIですが、SCSI-1規格ではケーブルの総長さが3mまで(10ft)。

それ以上だとエラーが起きる(実際はもう少し伸ばせたりしましたが)、かなり微妙でした。

そしてターミネーターという終端装置が必要でした。


この装置にはデジタルアクティブターミネーション機能がありました


これは電気の反射波をなくすための最後のプルダウン?抵抗でもありました。



各装置にはID番号を振って、バッティングしないように接続。

SCSI-2ではホストマシンを入れて16個の装置を繋げれましたが、他のものが8までしかIDがないので、実際は8個(笑)

そしてSCSI-1はアンフェノール社のフルピッチの50ピン、SCSI-2ではハーフピッチの64ピン。

昔、外付けフロッピーなんかもこのハーフピッチのコネクタを活用していました。


マックは当初、SASIと言う規格でHDDをつないでいましたが、その後SCSIになって数珠つなぎができるようになりました。

他にプリンタなどもつなぐためにもありまして、うちではFujiFilmのKaleida 360という大判プリンタや三菱電機の昇華型プリンタをQuadra800につないでいました。

後に、AppleなんかはFireWire規格(IEEE1394)を導入して機材を接続するようになりました。

これもまた別の弊害があり、ハブではなく「レピーター」を介してスター型接続する必要がありました。

これは主にデジタルビデオカメラをつなぐためにも利用されており、ソニーがiLinkとしても出していました。

ちなみに、私のNikon D1xも1394接続でPCやマックとつなぐ形でした。

今ではUSBが主流。

そして、性懲りもなく、これをUSB2SCSIというアダプタで接続しようと試みました。

さすが、SCSI2FWなんていのもありましたが、そこまでしなかったです。

Adaptec社から出ていたPCMCIAカード(これも過去の産物)でSCSI I/Fをつないでみたりしました。

思えば、ずっと人柱(笑)