2008年1月23日水曜日

Hi8テープをパソコンに

当社では何故だかHi8テープをまだ重宝している。
画質云々と言うより長時間撮影が可能だからだ。
miniDVテープでは最大2時間、それもLPモード。確かにメガピクセルminiDVカメラを利用してLPモードで撮影すれば2時間の撮影が可能だ。Hi8と変わらんじゃないか!と言われても仕方がない。更に画質はメガピクセルでHi8より優れていることは確かだ。
そして今ではハードディスク録画が可能のカメラがある。こっちはもっと長時間録画が出来るのに何故Hi8にするかだ。

Hi8にしている理由は単なるカメラがあり、撮影が便利で、且つテープに残るからである。
ハードディスクカメラだとやはり最後はDVDにするか、別のメディア(外部HDドライブやテープ)に落とす必要がある。それを考えると手間は一緒。自分なりに使い勝手を研究して来たらHi8テープがちょっとした会議の録画では便利だと判明。

当社ではSony WV-TW2があり、それがVictor JX-S777と言うセレクタに繋がって、更に別系統でSony DCR-PC110のiLinkに繋がって、そこから更に1394レピータに接続されてPCに繋がっている。こうやってHi8テープの中身をデジタル化している。

一番の問題が音声がズレることである。そう、Hi8はLocked Audio形式ではない。画像と音声の同期がないので徐々にズレるのである。困ったことだ。

DVDにするときは音声は48KHzにする。画像はNTSCで29.97である。従って1画像フレームには音声は1601.6016・・・サンプリングがある。48000/29.97です。
音声と画像が同期していない場合、もし仮に1画像フレームで端数の1.6016サンプリングを取りこぼしていたらどうなるだろう?そして更に録画時間が2時間(120分x60秒x29.97フレーム)だったらどれくらい取りこぼすだろう。

ざっと345,600サンプリング数だ。これを48,000で割ると秒数が出る。答えは7.2秒。
そう、2時間の録画で7.2秒もズレてしまうのだ。実際どれくらい取りこぼすかはわからないが、Hi8をデジタル化しているとき、これが一番の悩みどころである。笑えますが、最後は口パク合わせの職人芸です。実際はそんな数字ではないので助かっているのは事実。

それなら手間や工数が一緒のHDDカメラを使えば済むことでしょう。もしくはカノープス社のADVC-110みたいなのを導入すれば済むこと。Locked Audio対応ですので。

しかしずいぶん昔に、MTV2000を入れてWin XPとAdobe Premiere Proで相性が悪かったので踏ん切りがつかない。MTV2000はWinMEとPremiere 6.0/LEでは問題なかった。企業に見捨てられた商品だったのでドライバの更新は最後までなかった。

テレビチューナとして利用?やめておきます。