2012年7月24日火曜日

Skype Backdoor

この5月辺りから米国FBIがSkypeに裏口を作れと要請しているみたいだ。
バージョンが変わるたびにちょっと心配になってきた。
親会社のMSは黙秘を続けている。

さて、何故SkypeがFBIの目に止まったか。
通話が暗号化されているので盗聴ができない
が一番大きな理由だ。

Google検索で"skype backdoor"と入力するとどれくらいの情報が出てくるか・・・
0.33秒で971,000件の情報が表示される。
今始まったことではないが、ちょっと気になる。
この量には驚く。

一番気になったのが丁度1年前のこの記事だ:
http://memeburn.com/2011/07/microsoft-and-skype-set-to-allow-backdoor-eavesdropping/

MSはSkypeにバックドアを作って、当局が自在にモニター出来るように仕向けたとのことだ。そしてこれは法律で守られているとのことで、会話は盗聴されていると言うことだ、
強いていうならMessengerとかも同様だ。日本でもモニターされているかも知れない。

http://www.slashgear.com/microsoft-wont-say-if-skype-has-a-wiretap-backdoor-23239748/

もう一つ興味深いのがMSは2009年にあるパテントを申請して2011年に得ている。
このパテントは法律の下でVoIPを盗聴出来る技術である。∑(゚Д゚)エ!? って思う。
これが  Lawful Interception である。Business InsiderによるとMSは2009年12月にパテントを申請しているとのことだ。

http://www.businessinsider.com/did-microsoft-buy-skype-to-spy-on-you-probably-2011-6

何故これが怖いかと言うと、この裏口を開けられて、クラッカー(ハッカーではない)がこの開いているポートを使って脆弱性をついて来れる可能性があることだ。知らぬ間に相手がそのポート経由で自分のパソコンを乗っ取っている可能性すらあるからだ。

どうやら今のところ、対策としては、自分のところと相手側でそれぞれ音声スクランブラー/デスクランブラーが必要ってことになる。これをマイクとスピーカー端子に接続させて会話するしかない。

こんなのを発見・・・
http://www.tequipment.net/RamseyElectronicsSS70C.html
http://www.hobbytron.com/product1264.html

しかし、忘れてはならないのは現状のSkypeの裏口があったとしたらこれは塞げていない。