2013年4月21日日曜日

キングジムから360度録画カメラって便利だろうが・・・

キングジムから新しく360度撮影できるカメラが発売された。
http://www.kingjim.co.jp/sp/mr360/

名前が「ミスター360」なの?
いやいや、ミーティングレコーダーの意味だよ。

私は360度ではないが、Zoom Q2HDとQ3を利用している。
とくにいQ2HDはウェブカメラとして重宝している。だが発言者が変わる度にカメラをパンニングしなければならないし、遠い席に座っている人は小さく写ってしまうし、視野角が狭いからパンニングすると余計なノイズが乗ったり、撮影と議事録作成と会議の重要な発言を聴き逃してしまったりする。

これを利用すればその煩わしさがなくなる。このレコーダーはカメラが4台(個)あって撮影は連携して360度画面に分割表示される。それとマイクが同じく無指向性のがテッペンについてある。
詳しくはホームページのスペシャルムービーを見てくれればいい。

録画がAVI方式でMotion JPEGとのことだ。データはかなり圧縮されるが質は悪くないはず。カメラはVGA規格の640x480の4台でショボイが、ウェブカメラなのでこれでことは足りる。お値段が税込(5%)で34,650円とかなり高い。たぶん、普通の量販店だと税込で29,800円くらいだろうと。

スカイプカメラとして活用できるがUstream/Livestream/ニコ生に対応しているかは不明だが、たぶん、スカイプカメラとして認識されているなら利用できるだろうと。
しかし、私の経験でUstreamでProducer Proを利用した場合、ソフトを開発しているTelestream社のWirecast同様にOSとの相性などで認識しない場合がある。ウェブ上のアプリを利用した場合はよいが、専用ソフトだと写らない経験もあった。今回はあくまでもWindows専用なので、開発環境をWindowsのみに専念することによってZoom Q2HDみたいにやたら変なバグはもう、ないだろうと(苦笑)。確かにQ2HDとは若干用途が違う。

これはあくまでも「ミーティングカメラレコーダー」と言う位置づけだ。

さて、私が気になるのは、日本のクソとも言える会議の段取りの悪さだ。
議事録だを優秀な担当者が後ほど作らねばならない。
それ以前に資料を作って当日配布したり、ごちゃごちゃせねばならない。
これが日本の判断力と経営速度を落としている要因だと言うことだ。
このカメラの謳い文句は議事録を後日簡単に作成するために重宝するだろうと言う位置づけだが、そもそも、こんなのは欧米・中国・韓国のグローバルな企業じゃやらんだろうと。即刻判断と資料はネットで予め配布、議題も事前通達し、会議はネットやテレカンファレンスをし、そこで決定し自分たちが何を次にやらねば各々の出席者が把握していて、ネットでのチャットのでそれが議事録となるので敢えて判断力と経営速度を落とすのと余計なマンパワーを必要とする「議事録作成者」が必要なくなる。

決定権を持たずに会議で意見を言わない人たちはそこにいても無駄だと言う海外に意識を少しでも理解すれば無駄がかなり省かれて、迅速な経営ができるだろうと思うのはかなりいるだろうと。

たしかに360度撮影されるようなスカイプカメラは便利だ。でもそれは無駄に狭いところに一箇所に集まる会議のみに有効だ。
みんな忙しいのにわざわざ時間と移動費とカネを掛けてみんな一箇所に集まって会議をする意味が今の時代にあるのだろうか?そもそも自宅だろうが自分のオフィスでスカイプチャット会議とか電話カンファレンスで充分だろうと。それでこの様なカメラを使うのはとっても良いと思う。

結論を言うと裏を返して言えば、この様な凄い商品が出てくると言うのは未だに仲良しクラブの経営者不在の大企業病が蔓延している会社が少なくないと言うことだ。