2013年8月16日金曜日

BlackberryはWindows Phoneに抜かれた!

Wiredによりますと世界のスマホ販売シェアでBlackberryがWindows Phoneに抜かれたとのことです。

http://wired.jp/2013/08/16/httparstechnica-combusiness201308smartphones-outsell-feature-phones-for-the-first-time-worldwide/ 
スマートフォンの成長が著しい地域はどこかというと、アジア、ラテンアメリカ、そして東ヨーロッパの諸地域だ。
サムスン電子は、引き続き世界販売数トップの携帯電話メーカーにとどまり、第2四半期の市場シェアは31.7%だった。一方、OSの市場シェアでは「Windows Phone」がついに「BlackBerry」を上回った。Windows Phoneは3.3%と、2.6%のBlackBerryを抜き去り、「Android」と「iOS」に次ぐ3位になった。
マジに痛いですね。
日本ではWindows Phone販売は今回もNTT DoCoMoから見送られたみたいです。
現状、東芝製のがKDDIからWin Phone7が1機種のみ。ソフトバンク、e-Mobile、ウィルコムも採用していない。注釈: ソフトバンクはWin Mobile 6.xの電話を昔は販売していたが、Win Phoneではありません。

さて、Blackberryが身売りするとかしないかとか噂や憶測、そして希望が流れましたが、どうやら売らないと言う情報が流れてました。
既に今年の1月にはForbes誌がBB-10でもRIM社(現Blackberry社)を助けるほどの力はないと明言している。大きな理由は市場がBYODに移ってきたからだ。BYODで情報をコントロールできれば敢えてBlackberryを持ち歩かなくても済むと言う見解だ。従って従業員は自分のケータイで充分であり、好きなのを利用できると言うことだ。この1月の時点で昨年末はiPhoneが51%でAndroidが44%とか・・・∑(゚Д゚)エ!?
ちなみに出荷台数で言えば、機敏なネコさん(Agile Catさん)によると7月の時点でAndroidが80%に達していると。

BYODがもたらす影響はBlackberry社のエコシステムでたぶん一番の大ダメージを作った要因かも知れない。しかし、前回からも口酸っぱくして伝えているが、やはり開発ユーザに情報がなかった(開発環境が乏しい)、恩恵を受けてない(アプリへのキックバック)
、App Storeが貧弱(現状でも使いづらい)こともシェア激減に起因しているかと思う。

さて、Windows Phone 8はどうなったか?
日本はWindows ですらSurface RTでオワンコ状態。iPadから乗り換えキャンペーンなんかしているが、ナンて浅はかなバカさ加減100万馬力なんだろうかと思う。Surface Proをようやく投入したが、たぶんこれで今までのPCメーカの反感を買ってWin PhoneやSurfaceから撤退を余儀なくされるだろうと(Asusが撤退 WSJ)言うシナリオが書かれている。開発にはAndroidの方が安い(OSライセンス料はゼロだがパテント使用料はおよそ$60と想定)のでメーカとしてはWin Phoneより良いだろうと。ここでHTML5をベースにしたFirefox OSや更にLinux系統のUbuntu Phoneもある。そして未だにフィーチャーフォン(ガラケー)のOSを走らせているSymbianもあることを忘れてはならない。んで、Win Phoneにシェアを抜かれたBlackberryはどうなるのか?

現状でも世界レベルで推定8000万台のBlackberryがあると言われている中で、BB10が救世主にもならない(日本では撤退と言う噂)ところで今後どうなるのか見守りたい。本当ならキャリアに依存しない方法でスマホ含むケータイの販売がもっとあれば良いかと思うのだが、現状のBlackberry OS7以前はBIS/BESを通じてでないと普通に使えないのがネックである。ちなみにQ10, Q5, Z10を搭載しているBB-10の場合はドコモのSIMでもLTE対応でないとダメだとか通信しないとか情報が流れているので注意が必要。9900ユーザだとSIMを交換してもらわないといけない。でもBISがなくても使えるらしい(未確認)。

Blackberryに起死回生策はあるのか・・・