2016年4月3日日曜日

シチズンのGPSタイムサーバー

最近、ショーとかに行くと、よく時計のシチズンさんに会う。

時計屋さんが時間を管理するのは当然だよな〜って思いつつ、何故NTP Serverをって。




さて、前回、PoE Injectorのお話をした。
今回はPoE Injectorから電源を供給できるGPSは型のNTP Serverのお話です。

まず、NTPとは何か?
NTPって言うのは Network Time Protocolを言う。
つまり時間を管理する通信プロトコルだ。
そして時刻を通知するサーバのことをNTP Serverと言う。

みんな気づいてないかも知れないが、もうWindows 95の時代からMSはNTPを利用してパソコンの時間をきちんと合わせようとしていたんだ。Appleも大昔から自社のタイムサーバーを使ってみんなのパソコンの時間が狂わないように設定しています。



パソコンの電池が切れてもちゃんと電源を入れたら内部時計の時間がちゃんとしていることだ。つまり、マザーボードのボタン電池が死んで(CR2025とかCR2032)内部でBIOSの時間を維持出来なくなったときに起きて時計が狂う現象です。

さて、今回は何故こんな装置が必要なのか説明いたします。

日本には既に一次NTPサーバが複数あります。
このリストが古いかどうかはちょっと定かではありませんが(申し訳ない)。

有名なのが http://ntp.nict.jp/ ← 日本標準時プロジェクトさんのNTPサーバ。


余談ではあるが、ネットワークの構造上や混雑状況で下流に行けば行くほど、クライアントからデータを取りに行けばどんどん時差が生じることもあります。そして上流のは原子時計やGPSを通じて時間を管理している特殊な機能があわるわけです。

ここから時間を獲ればいいじゃない?って思われるのが普通の人。
実は、私もそう思いました。

ネットにつながっているんだから。← ( ゚д゚)ハッ!

はい、この商品ですが、定価は9万円+消費税ですが、実売はもっと低いです。

そして、立派な防水設計(IP44相当)されているので、アンテナ部分は、テレビアンテナみたいに表に出しておくことが可能になります。そして何しろPoE対応なので、電源供給はPoE対応のハブまたは個別のInjectorより。

タイムサーバー機能としてNTP v3/v4、SMTP v3/v4をサポートしているとのことです。
では、なぜ自前でNTPサーバが必要かと。

実はセキュリティ上の課題でネットワークに繋げられないマシンもあります。
しかし、時間はきちんと管理しないとダメです。
どこかから毎日2回とか(うちは0時と12時にCronで調整してます)アップデートをもらいマシンの時間調整をしております。

例えば、どうしてもWin XPマシンでないと動かないソフトがあり、更に、時間管理が必須の場合、社内コンプライアンスを維持するためにネットに繋げないと言う選択肢のもとで動作させていることがあります。

この場合、このような自前のNTPサーバが必要となります。
ビデオレコーダーや監視カメラなども例ですね。

お分かりいただけたでしょうか?