2008年2月10日日曜日

DVDの寿命

昨日の朝日新聞夕刊にDVDの寿命が取り上げられていた。
やっと大きな記事になったか。しかし、夕刊。でも取り上げられないよりマシかも。
しかし問題になっているのは国内ブランドか海外ブランドかではない。国内ブランドでも海外生産をしているところが多々ある。更に国内ブランドでも同じJANコードを利用した同一商品であっても国内生産モノと海外生産モノがあった。これは正直、頂けない話しだ。JARO、JAS、その他色々と引っ掛かるところがあるかと思うが、これは置いといて、DVDの寿命を考えてみたい。

先週2/6~8まで池袋のサンシャインでJAGATが開催する恒例のPage2008のショーがあった。ここで何社かとお話をしたとき、「当社は国内のDVDを使います」と言う心強いお返事を頂いた。そう、我が社もお客様に納めるモノは国内DVDを使うことが殆どだ。何故なら海外製品はDuplicatorで複製すると必ずエラーを起こすモノがある。

昨年10月4日に台湾製のPhilips社のDVDを100枚購入した。先週、このDVDの1ロット(50枚)の封を切った。一番上のディスクに指紋が付着していた!そう、あってはならないことが起きていたのだ。すぐに取り寄せ会社に連絡を入れて交換してもらった。
絶対にあってはならないことだ。食べ物じゃないからまだしも、クリーンルームで製造しているはずで、且つ素手で扱っていてはいけないはずのモノなのに。

さて、本題。
DVDの寿命は短いと言うのが公になったことはありがたい。
しかし、新聞の記事はどこの何、それにどの国の生産かは記載されていなく、信憑性が足らない。そしてどこのラボでどう言う調査したかも。一言書くなら、やっぱり開示して欲しい。
今回わかったのが業界で一般的に使われるのが、どこも「太陽誘電」の国内DVD生産のモノだと言うことだ。我が社も先日、国内モノを切らしてしまい、仕方なくPhilipsの台湾製DVDを使おうと思って封を切ったが、この問題に直面し、すぐに太陽誘電のDVDを買い付けて来たところだった。そんな矢先の周りで「やっぱり太陽誘電でしょう」には驚いた。

太陽誘電のThat'sブランドは一枚単価として決して安いとは言えないが、不良ロット、その他の問題(寿命、エラー率など)を考えると安い買い物である。信頼がある国内ブランドで国内生産品を使うのが吉だろう。

注意して欲しいのが国内ブランドでも海外生産品がかなりある。いや、流通しているのが半分以上だと思って欲しい。