2010年1月9日土曜日

メメント・モリ

今年で御年99歳(現在98歳)の聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が出された本のタイトルです。
この、本には素晴らしいことが沢山書かれています。ホントにすぐに読み終えてしまいます。
メメント・モリの意味は自分はいつかは死ぬので忘れるなと言うラテン語(メメント=メモリとかの起語、モリ=モルグ、つまり死の起語だったかな)英語は堪能でもラテン語は学生のころ習わなかったから。

この本をついこの間、読み終えたところ。要するに、きちんと精一杯、毎日を生きようと言うことですが、もっと深い意味がこの本には隠されているかと思います。

私は葬祭業も営んでいるので、つくづく感じることがあります。
この本に書かれているE.A.グロルマンの言葉を少し略して言いますと、

子ども(愛児)を亡くすと未来(希望)を失い、
愛する者(配偶者)を亡くすと現在(ともに生きる術)を失い、
友人を亡くすと体の一部を失い、
親を亡くすと過去を失うと言われてます。


そう、これを決して忘れてはならないと言うことです。
しかしもう片方、生と言うのは70年から90年の長い映画と考えることも出来て、自分が監督権主役であることも忘れてはならないのです。自分がつまらなくしようとすればいくらでも映画はつまらなくなり、楽しくしようとすればもっと楽しくなるのです。だからこそ、何れ訪れる死を忘れてはならないのです。そして人生楽しく生きて行かないとそんなだけです。天に向かってツバを吐けば自分の顔に落ちてくる。

先日Twitter霞ヶ関オフの会(いや、単なるツイ飲み会になってしまったが)、ここに参加された方々はある意味、日本を良くしようと日々努力し、支えている人たちでもあると強く認識した。素晴らしいことに誰しもプラス思考。誰しも今、そして未来のため、そして過去の栄光にはしがみつかない素晴らしい生き方をされていらっしゃる方々だ。お会いできて「感謝」。