2012年7月11日水曜日

ブックスキャナー

本を痛めずにスキャンする方法があるのはご存知だろうか?
System-P販売のブックスキャナー

私が以前(17年前)にいた会社で同じ部署でブックスキャナーを開発していた。
当時、補正ソフトがナンとOfotoを利用しようではないか!と言う発想だった。
今ではもっと良いソフトを自前で作れるが、やはり高速処理が難しい。
Ofotoを利用するにもPhotoshopのオーバーヘッドがあるので、これもまた厳しかった。
更にデジタルへ保存・・・これは当時の技術ではまだまだだった。
そう17年前を思い出して欲しい。Win95が出た年だった。まだHDDは540MBが最大だった。つまりLBAでのフォーマットは確立しつつあったが、まだ普及してなかった時代だ。CPUだってPen3のCoppermineが最高レベルだった時代(´;ω;`)ブワッ

さて、月日が経って、今では高速処理が可能となった。
更にガラス板を上から押さえつけて、レーザーガイダンスシステムで補正する。
これが多分、一番賢い方法なのかも。

さて、これがデジタルに当時したくなかった理由が幾つかある。
1つはCPU処理能力がまだまだ低かった。そしてスキャナー解像度もレベルが高い方でもなかった。そして最後は保存先の容量の問題。そう、540MBのHDDってあまりにも貧弱だった。その上にメモリーも高価だったので圧縮すると速度は落ちるし解像度も落ちる。
実際ASICでの圧縮だが圧縮によりノイズも乗ったりするかロスレスにするとやはり処理が高速化が難しかった。今では問題ないが、やはりン万ページをコピーするには大変だ。

そして極めつけが4ptの文字を見極めることが出来るかどうかだ・・・こりゃ、また難しいので解像度を上げると速度が落ちる、落ちるとASICでバッファーアンダーランが発生する。させないようには一度、すべてメモリーに読み込ませる。読み込ませるにはメモリーを大量に利用しないとダメだ。それは高価だ・・・っと言う現状に陥るのが当時だった。

今日(2012/07/11)から金曜日までオフィス総合展でブックスキャナーに興味があるお方なら、System-P社が展示しているので是非見てきて欲しい。ちなみに保存先はレーザーイメージャーを利用してマイクロフィルムにもカキコが出来る仕組みまである。