2012年10月8日月曜日

Interactive Shop Window

CEATEC 2012にてFraunhofer社が展示していたモノにちょっと興味をいだいた。
一つは3D立体画面。
これは特殊なフィルター加工した液晶にデータを二つ映し出すことによって左右の差にてレンチキュラーレンズ効果みたいな画像を映し出し、ビフォー・アフターを見せるような仕組みになっている。面白い発想の装置で、間違い探し的の仕事にもデータとして利用できそうだが(実際はそんなことはしないよ--今はデジタルで間違い探しを発見するんだから)、アナログ版の教育支援とかでは使えそうと思った。何より、使い方次第では3D画像をメガネ無しで見える工夫も出来るはず。


さてここの会社はベルリンのヘルツの研究機関であり、日本でライセンスビジネスを探していてこの装置を展示していた。私がCEATECへ訪れたのが10月3日の朝なのでまだ開催されて間がない状態だった。

さて、他に展示していたのが、店舗のショーウィンドウにてお店が閉店した後とか(営業中でも)、顧客が展示物を見たいときに、パソコンに繋がれたモニタとカメラを利用して身体を以ってパソコンに表示されているウェブページを動かしたり、アイテムを変更したりするシステムも展示していた。インタラクティブのメディアだそうだ。
あれ?MicrosoftのKinectに似てない?そうですね。
そこで表示するのはアイテムだけじゃなく、QRコードを使ってオンラインストアに直結すればいいじゃんと・・・やはりそこまで考えているらしく銀座で営業していたとのこと。
もちろんゲームにも教育にも使えると思う。

さて、次にビジネスとして考えた場合、F社は研究部門で生産拠点を持たない。つまりファブレスである。そして開発のライセンスをするだけだ。我々側で製造部門に繋げねばならない。あら・・・これは面倒臭い。って事はこれらの製品はエンドユーザに直結しているところへの販売は非常に難しいだろう。そこが自前の生産拠点を持っていなければコストアップになってしまう。っと言うことはライセンスを組んで、マシンを製造出来る部隊がある会社でなければ意味がない。やはり製造部門を持つ大企業から二次ライセンスを買うしかないのかも。そんな技術の紹介でした。